欠格事由=確認票

備付書類

警備業法第14条等に基づく**「警備員の欠格事由(警備員になれない条件)これは、新任時にだけでなく、必ず本人の自筆で提出させなければならない誓約書など、営業所の法令遵守(コンプライアンス)の要となる超重要書類です。

​隊員の「うっかり」が会社を潰す?欠格事由の確認票が必要な理由

​指導教育責任者、そして経営者の皆様、毎日の労務管理と書類作成、本当にお疲れ様です。

警備業法第14条には、「18歳未満の者」「破産者で復権を得ない者」「精神の機能の障害により業務を適正に行えない者」「過去に特定の犯罪を起こして一定期間が経過していない者」など、**警備員になってはならない条件(欠格事由)**が厳格に定められています。

​採用時に「誓約書」や「医師の診断書や身分証明書」を提出させていると思います。

ですが、安心と思っていませんか?実はそこが落とし穴です。

​人間、生きていれば採用された後に、うっかり自己破産してしまったり、プライベートで事件を起こして罰金刑以上の判決を受けてしまったりすることがあります。

もし、欠格事由に該当してしまった隊員をそのまま現場に配置し続けていた場合、会社は「無資格者配置」や「不適格者の雇用」として、営業停止などの非常に重い行政処分を受けることになります。

​それを防ぐために、「現在も私は警備員になれない条件に該当していません」と、定期的(主に現任教育のタイミングなど)に隊員本人に自筆で申告・確認させるのが一番良い方法です。

おそらく、ここまでしている会社はほとんどないと思います。

ほとんどの会社は入社時のみです。

欠格事由確認票に必ず載せるべき必須項目と記入例

​確認票は、最後に必ず本人の自筆サインをもらう形式にします。

​【欠格事由確認票のフォーマット・記入例】

確認項目(警備業法第14条の要約)

回答欄

1. アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚醒剤の中毒者ではありません。

【非該当】 / 該当

2. 精神の機能の障害により警備業務を適正に行うに当たって必要な認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者ではありません。

【非該当】 / 該当

3. 破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者ではありません。

【非該当】 / 該当

4. 拘禁以上の刑、または警備業法・刑法等に定める特定の罪で罰金刑を受け、5年を経過していない者ではありません。

【非該当】 / 該当

5. 暴力団員、または暴力団員でなくなった日から3年を経過していない者ではありません。

【非該当】 / 該当

【最重要:本人による署名欄】

私は、上記の警備業法第14条各号に掲げる欠格事由のいずれにも該当しないことを確認し、ここに申立て(誓約)いたします。

確認日: 2026年〇月〇日

氏名(自筆サイン): 警備 太郎

​18歳から現場で叩き上げたプロが警告する「欠格事由確認票の3大落とし穴」

​生安課の立ち入り検査の際、検査官がこの確認票の束をめくりながら一発で激怒する致命的なリアルリスクを3つ共有します。

​① 【超危険】法改正(法第14条)の項目アップデート漏れ

​これが今、最も多くの警備会社がやらかしている罠です。

2019年や2022年など、近年の法改正によって**「成年被後見人・被保佐人を一律に排除する規定」が廃止され、「精神の機能の障害により〜」という個別判断の文章へと法律が変わっています。**

もし、あなたの会社の確認票に未だに「私は成年被後見人ではありません」といった古い文言が残っている場合、検査官から「最新の法律にアップデートされていない、無効な書類を隊員に書かせている」とみなされ、猛烈な指導を受けます。今すぐ自社の用紙の文言を確認してください。

​② 指教責や事務員による「代筆」は100%バレる

​現場の隊員から回収するのが遅れたからといって、指教責や事務員が「どうせみんな『非該当』だから」と、隊員の名前やチェック欄を代わりに書いてしまうケースです。

前述の通り、生安課は筆跡チェックのプロです。複数人の確認票の筆跡が同じであれば一瞬で見破られ、**「会社ぐるみで欠格事由の確認を怠り、書類を偽造した」という最悪の判断を下されます。**必ず現場に用紙を持たせ、本人の手で書かせてください。

​③ 提出日が「現任教育の実施簿」の日付とリンクしているか

​実務上、この確認票は「現任教育(年間10時間以上)」を行う当日に、隊員全員に書いてもらうのが一番効率的です。

それなのに、教育実施簿の日付が「5月20日」なのに、確認票の日付が「6月1日」などとズレていると、「教育の時にちゃんと確認しなかったのか?」と突っ込まれます。実施簿の受講日と、確認票のサインの日付はきっちりセットで連動させて保管しましょう。

​監査を早く終わらせる裏技:「新旧の確認票」を隊員ごとに時系列で並べておく

​立ち入り検査に来る検査官は、「最近新しく入った人だけでなく、5年、10年と籍を置いているベテランの確認も定期的にやっているか?」をチェックしてきます。

​監査を爆速で終わらせるハックは、「隊員個人ファイル」警備員名簿の中に、採用時の誓約書から始まり、1年目、2年目、3年目…と、毎年提出させてきた歴代の「欠格事由確認票」を、古い順から時系列でパッとめくれるように綴じておくことです。

​これを見た検査官は、**「あぁ、この会社は隊員が長年勤める中で、途中で不適格になっていないかを毎年欠かさず、サボらずに追いかけ続けているな」**と一目で理解します。

会社の管理体制が100点満点であることの無言の証明になり、検査官はそれ以上ファイルを細かくめくるのをやめ、監査はあっという間に終了します。

​まとめ:確認票は、会社と隊員の「命綱」

​私が18歳で警備業界に入ったばかりの頃は、毎年書かされるこの難しい漢字ばかりの紙を見て、「毎年同じものを書かせて、一体何の意味があるんだ?」と面倒に思っていました。しかし自分が指教責になり、管理する側の責任を負った今、この1枚の紙がどれほど重い意味を持つかを痛感しています。

​もし、隊員がプライベートのトラブルを会社に隠したまま現場で事故を起こしたら、真っ先に会社が営業停止処分を受け、他の真面目な隊員たちの職まで奪うことになります。

​欠格事由確認票は、単なる警察への言い訳書類ではありません。

会社を巻き込みかねないリスクを未然に防ぎ、会社と、そして隊員自身をも守るための「命綱」です。

​ぜひ、次回の現任教育や定期面談のタイミングに合わせ、最新の法律に準拠した美しい「確認票」を全員分、カチッと揃えてみてはいかがでしょうか。

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